四則演算

変数や数値の四則演算には演算子を使います。主要な演算子である 「+」,「」,「*」,「/」 の使用例を以下に示します。算数の計算と同様に、*と/の計算の優先準位が高いので、必要に応じてカッコ()で括ります。

数値の場合、式に使われる値(下表のb, c)のどちらか一方でも実数の場合、演算結果も実数となります。普通の割り算は常に実数です。無理数の場合、浮動小数点由来の誤差が生じます。

演算子の使用例 意味
a = b + c a = b + c
a = b – c a = b – c
a = b * c a = b × c
a = b / c a = b ÷ c
a = b % c a = b ÷ cの余
a = b ** c a = bのc乗
a = b // c a = b ÷ cの小数切り捨て
a += b a = a + bと同じ
a -= b a = a – bと同じ
a *= b a = a * bと同じ
a /= b a = a / bと同じ

実行結果

 

初等関数

初等関数を扱うにはモジュールをimportする必要があります。一例として、mathモジュールでは、πの値(3.141592653589793)や、三角関数(sin, cos, tan)、逆三角関数(asin, acos, atan)、対数(log, ln)、指数(pow,  exp)、平方根(sqrt)、絶対値(fabs)等が揃っています。

実行結果

 

文字列の処理

数値と同様に演算子を使い、文字列同士の足し算文字列のかけ算ができます。足し算では2つの文字列を繋げたもの、かけ算ではかけた数だけ文字列を繰り返したものが得られます。

実行結果

この他に、文字列を処理するモジュールが数多くあり、中でもよく使うものとしてstrip(), split(), replace()を紹介します。

strip()は与えられた文字列の文頭及び文末にある空白文字(スペース、タブ、改行記号)を除いたものを返してくれます。

split()は任意の区切り文字を使って、文字列を複数の要素に分けてリストにして返します。引数で指定区切り文字を指定しない場合は空白文字が使われます。

replace()は任意の文字を置換します。引数に置換前の文字、置換後の文字、置換数(指定しない場合は全てに対して)を指定します。

また、strip()等で得られるのはやはり文字列なため、さらにメソッドを繋げることも出来ます。

 

実行結果

 

文字と数値の変換

文字列と数値を足したり引いたりすることは出来ません。文字列を数値に、もしくは数値を文字列にする必要があ り、Pythonの標準関数にあるstr(), int(), float()を使います。それぞれ、str()は数値を文字列に変換し、int()とfloat()はそれぞれ、数字からなる文字列を整数もしくは実数 に変換します。数字以外の文字の入った文字列を処理しようとするとエラーが出ますので注意して下さい。

実行結果